
BBスタンスを決めるには?
BBスタンスを決めるにあたって、募集銘柄の基本情報を調べます。
日本取引グループのHPより、新規上場会社情報内のPDFを読むのも良いでしょう。
また、IPOブロガーの方々がまとめて公開していただけるので、そちらを参考にしても良いでしょう。
当サイトでも、簡易的な情報を評価を含めてトップページに公開しております。
基本情報の中で特に重要な部分
- 市場 事業内容
- 吸収金額
- 経営指標 業績予想
- ロックアップ
- ストックオプション
見る場所は多々あるのですが、多くても判断に迷います。
よって、上記の部分を中心に見てみることにしましょう。
人気化判断は事業内容と吸収金額を見る
事業内容ですが、IPOの性質上、地味な事業内容より、最先端の事業内容の方が人気化します。
情報・通信業に多い、AIやクラウド、セキュリティ関係は初値高騰の期待から、申し込みが殺到します。
去年までにS級と言われた銘柄は、東証マザーズ上場でクラウドやセキュリティ関連でした。
この条件になると、誰もが当選したい気持ちになったでしょう。
実際、HEROZという銘柄が10倍強の初値を記録しました。
その後、ストップ安になりましたが、注目の業種はお宝銘柄となります。
HEROZはやりすぎ感がありましたが、2倍、3倍は普通にありえた状況でした。
逆に人気がない銘柄は、東証2部で小売業や製造業は人気があまりありません。
東証2部だから、BB参加を見送るという方もいます。
次に、市場、事業内容と一緒に見てほしいのが、吸収金額です。
大きければ大きいほど、当選確率は上がりますが、希少性が失われます。
人気銘柄ならばある程度嬉しい事ですが、小規模の方が初値期待は高まります。
一番迷うパターンは、東証マザーズ上場で情報関連+吸収金額が50億~100億超の銘柄...
IPOバブル時代は迷わず参加でしたが、2019年に入り雲行きが怪しくなってきています。
よって、吸収金額も注意すべきですね。
直近の業績と上場後の予想もチェック!
直近の経営指標や上場ゴールにつながる業績予想も見ておく必要があります。
新規公開企業はベンチャーキャピタルが投資をして、上場までこぎつけた会社が多々あります。
ベンチャーキャピタルの資金回収の為、直近の経営指標が赤字でも、業績予想を黒字化して上場する。
その後、業績が悪化し業績予想を修正する事があって、上場ゴールを言われた銘柄もある状況です。
2019年の雰囲気ですと、予想が黒字予定の赤字会社はBBスタンスを不参加にした方がよいと私は思っております。
売り圧力はどうか?
最後にロックアップとストックオプションを見ましょう。
ロックアップとは、公開前の会社の株主(会社役員や大株主、ベンチャーキャピタルなど)が、その株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないよう公開前に契約を交わす制度のことをいう。
初値が形成された後、すぐには売れない制度ですね。
90日や180日は売れない、または公募価格の1.5倍で解除など条件は多々あります。
見方としては、ベンチャーキャピタルにロックがかかっているか、価格での解除はあるか等、見ておく必要があります。
ストックオプションは予め決められた価格で自社株を買う権利で、価格がいくらであっても条件時の価格で購入する事ができます。
俗に取締役ボーナスと言われているものですね。
こちらは、行使期間に入っているか確認しておく必要があります。
結論をまとめてよ!という貴方に
- 市場 事業内容
注目の事業内容なのか? - 吸収金額
小規模程有利 - 経営指標 業績予想
成長力のある指数なのか? 黒字化は安定してるか? - ロックアップ
株主の何%にかかっているか? 解除条件は? - ストックオプション
行使期間に入ってる株数は?
上記の点に注意して、BBスタンスを決めるとよいと思います。
すべてが良い条件の銘柄は、当選が難しいです。
各項目を点数化し、合計点数で参加不参加を決めてルール化すると良いでしょう。
競争が激しい中、利益を出すには、微妙な銘柄の当選が必須になっています。
参加スタンスを悩む銘柄の中で、利益になる銘柄を選べるようになりたいものですね。



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